vol11. 読書法について
"私達はそろそろ「本は最初から最後まで読むもの」という脅迫観念から自由になる
べきです。"
この文章がとても印象に残った。
どちらかと言うと完璧主義的傾向がある自分にとって、初めから終わりまですべてを理解しないといけないという
無意識の観念が少なからず自分の中にあったことに気付いた。
かならずしも最初から最後まで順序だって読む必要はないのか。
確かに読んでいてつまらない部分や、わかっているよーと思える部分、理解できない部分は、
今の自分には必要ないかもしれない。そういった部分は心が欲した時に読めばよいのかなとも思える。
これまで何冊か読書法に関する書籍を読んできたが、自分なりに読書法のポイントをまとめると、
- 「著者の本当に伝えたい事は何か」の問を立てその答えを探すように読む
- アウトプットを意識して読む
の2つが最も根幹をなす部分だと思う。
「著者の本当に伝えたい事は何か」を把握する為に、まず第一段階として
- 骨子を見いだすことを意識して読む。
- 目次を読み
- 全体像をつかむために流し読み
- 序文やあとがきを読む
といった、いわゆる点検読書を行う。
次に、
- 問をたてて、読みなおす。
- 心に引っかかった部分を拾い読みする。
- 違和感と共感を推進力にして
- 著者と対話をしながら読む
- 著者の側に視点移動
といった分析読書を行う。
「アウトプットを意識して読む」ために、
- 引用したい文を一文さがしながら読む
読書は自分自身の成長に影響を最も及ぼす活動なので、
これらを実践しながら、更に様々な書籍もヒントにしながら、
自分なりの方法を身につけるのが大事だ。