vol70. MACsec とは
これまでセキュリティ関連は敬遠しがちだったけど、仕事で必要になってきたので、
さらっとMACsecについて調べてみた。
MACsec とは
MACsec frame format
こちらは通常のEthernet Frameのformat
MACsecを使う場合、送信側はこのEthernet Frame をもとに、MACsec frame を生成する
ポイントは、
- SecTAGの付加
- payload の暗号化
- ICVの付加
- MACsec の frame format と各field の説明は、日本語では以下のサイトが参考になる
https://www.ipa.go.jp/security/fy22/reports/tech1-tg/a_02.html
手順
- あらかじめ暗号化用とIntegrity check のための鍵を、なんらかの方法で交換しておく
その鍵を使って
送信側は
- payload を暗号化
- ICV field を付加
受信側は
- payloadを復号化
- ICVを計算、計算したICV値と、受信したICV fieldの値を比較
- 改ざん、通信相手が正しいかどうかを確認
MACsec で使用する暗号アルゴリズム
- GCM-AES
鍵の長さは128bitか256bit
- GCM-AES-128
- GCM-AES-256
AESは、共通鍵暗号方式
- GCM(Galois/Counter Mode)