vol63. ES細胞とiPS細胞

ES細胞とiPS細胞。
よく新聞とかニュースで聞くよね。

これって何か知ってる?
俺は違いがよくわからなかった。

だからちょっと調べてみた。

ES細胞, iPS細胞とは

ES細胞とiPS細胞は、幹細胞といって、なんにでもなれる万能細胞のことみたい。
つまり、自分で増殖するし、自分で何にでも変身できる細胞なんだ。

そんな細胞って本当にあるの?
例えば赤ちゃん。最初は卵子だよね。そこに精子が合体して、
分裂を繰り返して、最終的には、手足、目、内臓、脳の細胞になる。
だから、卵子は万能細胞なんだ。

ES細胞

実際にES細胞は、受精卵を使って作るんだって。
- 受精卵が卵割したある段階での細胞を取り出して、培養する

でも問題は2つある。受精卵を元にするから、
1. 赤ちゃんがどうのこうのっていう倫理的な問題と
2. 他の人の細胞を元にするから、拒否反応が出る可能性があるとか。

iPS細胞

iPS細胞も同じもの。ただ作り方が違って、受精卵ではなくて、
人の皮膚を元に作れるんだって。
だから上記の二つの問題はないんだって。
倫理的な問題もないし、自分の皮膚から作った細胞だから、拒否反応なんかもない。

でも、代わりに、遺伝子操作して作るからとガン化するリスクがあるとか。

何に使えるの?

さぁ、そうして万能細胞。
何が嬉しいんだろう?
何に使われるんだろう?

実は、これって再生医療に使われる。

再生医療って、治療法の一種で、
何にでも変身できる細胞を用いることによって、
病気を治してしまう方法。

例えば、目の網膜がおかしくなって目が見えない状態。
ここで、iPS細胞を使うと、その細胞はなんにでもなれる細胞だから
目の網膜の細胞にも変身して、結果的に目が見えるようになる。
そんな夢のような治療法が確立しつつあるみたい。

感想

へー。実際に実用化されたらいろいろと助かる人が出てきそうだね。 人間の寿命もさらに伸びそう。

2014年頃から臨床実験中が始まったってニュースで聞いたけど、
実際にいつ頃から実用化に入るんだろう?

続きは次回に。