vol61. 「孤独をたのしむ力」を読んだ

午堂登紀雄さんの「孤独をたのしむ力」を読んだ。

人生の「質」を上げる 孤独をたのしむ力

人生の「質」を上げる 孤独をたのしむ力

本書のメッセージは、ずばり「孤独力を持って生きよう」だ。

孤独力とは?

じゃあ、孤独力とは何か?
本書から引用すると、

孤独力とは、常に自分の意思を主軸に置いて、自己責任で生きようとする姿勢のこと
「孤高」としての強さを持つこと

周りに流されずに、自分を信じて生きる強さみたいなものを孤独力と表現している。

じゃぁ、孤独力を持つとどうなるんだろう?

みんなでいても楽しいけれど、一人でも楽しい。どちらの状態でも楽しむことができる。
無理して周囲に合わせて人間関係を維持する必要もなく、自分らしく生きられる

なるほど、一人としての強さが身に付くということだね。

心構え

そして、孤独力を持って生きるための心構えが一つある

孤独を恐れない

周りに迎合せず、自分自身の意見を大切にすることによって、個性が磨かれ、 魅力が増すんだって。 そのためには、自分をさらけ出す勇気が大事。弱い自分をオープンにしていくことが大事 。

何かの本で読んだけど、弱さって、実はその人を好きになる要素になるんだって。
だから、ガンガン弱い自分を見せていけば、自分のことを好きになってくれる人が どんどん増えるはず!!

そういう風に考えれば、自分をオープンしていくことも怖くない!!

内省

では、孤独力はどうやったら高めれるのか?

孤独力を持つためには、内省が大事

内省とは、

ひとりで自分と対話する

自分から離れたところから、自分の心の動きをあるがままに見つめることができる、もう 一人の自分を育む

ということ
自分を客観視しようってことだね。 メタ認知という言葉と同じ意味かな。。

内省について、もう少し違う表現もしている

内省とは、自分の価値観を受け入れ、それをベースに経験を振り返って分析し、思考体系と
行動体系を軌道修正し、自らを成長させて行く、高度に知的な作業

孤独による内省で、自分で自分の精神を進化させる
他人にメリットを提供できる自分に進化させていくこと

さらに、自分の使命、果たすべき役割、貫くべき仕事やその方向性が見えるようになる と、セルフプロデュース感というか、自分で導き演出している「握っている感」が得ら れるようになる

きっと、内省することによって、ありのままを自分を知ることができて、
自分の長所や短所、好きなこと、そして自分を活かす道、自分が進みたい道が見えてくるんだと思う。

もうひとつは内観というものについても触れている

内観とは、自分の「内」なる心の動きや感情を、文字どおり「観察する」こと

つらい感情も、嬉しい感情も含めて、感情と対峙する。感情を味わう。肯定も否定も せずに受容する。野口嘉則先生の本で学んだ、自己受容のことだ。

こうすることで、常に自分におきたことを受け止めてくれるもう一人の自分を育む ことができる。人の心の痛みやつらさもわかる共感、包容力のある暖かな人間、 深みを持った人間になれる。

まとめ

まとめると、

  • 孤独力を高めることによって、自分自身をしっかりと確立することができる
    周りの価値観にとらわれず、自分の好きなように生きていけるようになる
    結果、幸せな人生をおくれる

ポイントは

  • 内省する時間を大切にしよう
  • 自分の気持ちに正直に生きよう
    • 素の自分を出そう
  • 心構えは、「孤独を恐れない」
    • 人と同じである必要はないよ

アンソニーロビンスの「自分を磨く」で、人生を決めるものは、「信念、価値観、心身の
状態、そして経験」としているけど、その中の「信念」と「価値観」の部分の話を磨くと ころだね

john-rama01.hatenablog.com